逸ノ城 (いちのじょう)が強いのは何故?その真相を徹底検証!

2014-10-07_190443皆さん。こんにちは。

秋晴れのすがすがしい週末。

いかがお過ごしですか?

大相撲から目が離せない『七福』です。

さてさて今日のテーマは 大相撲 です。

最近は、モンゴル人力士の台頭により、

現役の3横綱、白鵬・日馬富士・鶴竜

といずれもモンゴル出身です。

 

日本人力士の凋落が激しく、

日本人最後の横綱となったのが、

1998年の第66代横綱 若乃花 でありますので、

実に16年間も日本人横綱が不在となっております。
 

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最近では、遠藤 がまだ髪を結うこどが出来ないザンバラ髪のまま、

幕内力士を次々倒していく快進撃を見せましたが、

ここに来て失速ぎみで、

今場所も14日までの結果は3勝11敗と負け越しが決まっています。

 

引退した元横綱 朝青龍 は、

日本人力士はハングリー精神が足りないと言ってましたが、

私も同感であります。

SMAPの歌う「世界に一つだけの花」の歌詞の中に、

”№1でなくてもいい、特別なオンリーワンなのだから”

という箇所がございます。

民主党の蓮舫 議員が事業仕分けの席上で、

「2番ではどうしていけないのですか?」と発言したのを、

皆さんも覚えていることと思います。

 

私は、SMAP や蓮舫 議員のような考え方を

否定している訳ではありませんが、

少なくてもスポーツの世界では通用しない考え方だと思っています。

 

プロ野球では今季巨人がリーグV3を達成しましたが、

果たして巨人ファンの中に優勝しなくていいよ~

どうして2位ではいけないのですか?

と思って応援している人がいるでしょうか?

 

先日、全米オープンテニスで錦織圭選手が見事、準優勝を果たしましたが、

日本で応援していたファンの中に、

優勝なんかしなくていいよ~

どうして2位ではいけないのですか?

と思って応援していた人がいるでしょうか?

 

やはりみんな勝つこと、優勝すること、横綱になる事を願っているはずです。

稀勢の里 は、なぜいつもあと一歩の大事な場面で力を出し切れないのでしょうか?

綱取りのチャンスは何度か有ったにも関わらず、

日馬富士・鶴竜 に先を越されているのはなぜでしょうか?

 

横綱はなってしまったら後が有りません。

成績が振るわなければ、引退の勧告がなされます。

「13勝以上」「大関戦全勝」「品格厳守」などの暗黙のルールがある様に、

横綱になるのも大変ですが、なってからがもっと大変です。

 

ですので変な話、角界で長く現役を続けようと考えたら、

大関・関脇辺りをウロウロしている方がいいのかも知れません。

そんな事を考えている私こそ、

ハングリー精神が欠如しているのでしょうが、

同じようなことを考えて、

その様に立ち振舞っている方が多いのではないでしょうか?

 

ですので実力も無いのに日本人だからと言って、

横綱になって欲しいという考えはもう古いのかも知れません。

本当に相撲の発展を願うならば、

人種に拘らず強い人を単純にリスペクトすることが出来る

相撲ファンの意識の変化が大切と感じます。

 

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逸ノ城 (いちのじょう)の強さの秘密は?

前置きが長くなりましたが、今日の本題に入ります。

今話題の 逸ノ城 (いちのじょう)関(湊部屋)についてお伝えします。

 

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(出典:日本相撲協会 )

 

又してもモンゴル出身力士ではありますが、

特筆する点は、初めての遊牧民の出身である点です。

大草原で羊、ヤギ、馬、牛などの家畜を育て、

ゲルに住んで移動生活をしていたそうです。

こちらは逸ノ城の両親と妹が現在住んでいる ゲルです。↓↓↓

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(出典:おじゃマップ)

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モンゴル出身力士はみんなゲルで生活していたんじゃないの?

とお考えの方も多いと思いますが、

横綱白鵬はオリンピック選手の父と医者の母という裕福な家庭に育っていますし、

横綱日馬富士は父親が警察官でモンゴル相撲の力士でありました。

横綱鶴竜も裕福な大学教授一家に育っています。

 

そして他の力士も首都ウランバートル市の出身が殆どでありますが、

この逸ノ城はウランバートル市から400キロ離れた、

アルハンガイ県という地方の草原で生まれ育ったそうです。

ウランバートル市から車で10時間かかります。

 

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父親のトラックに一緒に乗って草原を走りながら仕事を手伝い、

将来はトラックの運転手になる事が夢だったそうです。

 

その様な貧しい国の貧しい家庭の出身ですので、

豊かな国で生まれ育った私達にはとても理解出来ないような苦労をしてきた事位、

容易に想像がつきます。

今までのモンゴル人力士は割かし裕福な家庭の出身であったにも関わらず、

強靭な体力と精神力によって、立て続けに4人も横綱になりました。

 

今回の逸ノ城は、

今までのモンゴル人力士とは違うもっと過酷な境遇からやって来た力士だけに

相当な体力・精神力の持ち主であることが想像できます。

太ももが92cmあるそうです。

 

ゲルでの生活では、川で水を汲むために何度も往復したそうです。

その様な境遇が強靭な足腰を形成したのでしょう。

大柄にも関わらず下半身が安定しているのと、

とてもすばやい変化を見せるなど俊敏さも兼ね備えた力士です。

 

あの元横綱・朝青龍は、「あいつは横綱になる!」 と言っているそうです。

最近のツイッターでも、

 

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逸の城についてつぶやいてますよ。

 

もう一点、逸ノ城 の特徴はその恵まれた体格にあります。

日本相撲協会の発表によりますと、

逸ノ城は、身長:192cm  体重:199kg

と非常に恵まれた体格をしております。

 

今までのモンゴル力士は比較的小柄な力士が多く、

現在の3横綱は、

白鵬は、 身長:192cm 体重:157cm

日馬富士は、 身長:185cm 体重:136cm

鶴竜は、身長:186cm 体重:155cm

となっており、この中で最も大柄な白鵬とは、

身長は同じでも、体重は40kg以上重いことが分かります。

日馬富士と鶴竜が体重を増やすために大変苦労してきた事を考えますと、

この体格の良さはとても大きなアドバンテージになると考えられます。

現在21歳。食べ盛りで食べ過ぎにより200kg近くまで増えたと言われてますので、

ちゃんこ鍋で無理して体重を増やしている力士から見れば羨ましい限りだと思います。

 

現在までの逸ノ城の快進撃について!

逸ノ城 は現在21歳です。

2010年に17歳で鳥取城北高校に相撲留学します。

2013年には実業団横綱となり、角界入りします。

そして、今年の初場所に初土俵をふみます。

3場所目には十両に昇進、

そのまま十両優勝を果たします。

そして5場所目となる今場所から東前頭10枚目といて新入幕を果たす超スピード出世です。

 

当然、まだ曲げも結えないザンバラ髪でありますが、

今場所も快進撃が続いています。

大関稀勢の里と大関豪栄道を連日破り、

2人の大関に連勝した新入幕力士は昭和以降初めての快挙と成りました。

更に13日目には横綱鶴竜を破り、

41年前の大錦以来の新入幕金星を挙げました。

 

相撲の世界では、「黙っていても3役」という言葉があるそうです。

この逸ノ城はまだ荒削りではありますが

、3役になれる充分な器が備わっている感じがします。

 

このままで行ったら100年ぶりの快挙、

新入幕優勝が見えてくるのでは?と期待しましたが、

やはり立ちはだかったのは、30回優勝横綱白鵬でした。

貫禄の上手出し投げ。

これで勝ち星で白鵬に一歩後退。

千秋楽で白鵬が鶴竜に勝って白鵬の31回目の優勝が決まりました。

(千代の富士に並ぶ史上2位)

 

朝青龍もツイッターで、

 

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以上のように解説しています。

 2014年9月場所での記録!

新入幕力士で2人の大関(稀勢の里・豪栄道)に連勝は昭和以降初めて。

横綱・鶴竜を破り、新入幕金星は41年前の大錦以来。

初土俵から5場所目での大関戦勝利及び横綱戦勝利は史上最速

新入幕力士が横綱と二人の大関を倒したのは史上初である。

新入幕でのダブル受賞(殊勲賞・敢闘賞)は2000年5月場所の栃乃花(敢闘、技能)以来。

幕下付け出しデビューから所要5場所での初受賞は雅山と並び最速。

新入幕で13勝をあげるのは最多タイ記録(1964年1月場所の北の冨士、1967年3月場所の陸奥嵐に並ぶ3人目)

幕下付け出しデビューから所要5場所での新三役は、昭和以降最速。

新入幕翌場所の新関脇は昭和以降初めて。

(出典:逸ノ城大相撲ファンブログ)

 

 

そう言えば、逸ノ城を応援するこんなブログ見つけました。

逸ノ城大相撲ファンブログ

かなり面白いですよ。

更に併せまして

少年ジャンプが大相撲に初懸賞!大相撲の懸賞って何?

白鵬のダメ押しに苦言!幕内32回優勝も霞む品格とは?

もどうぞ!

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まとめ

  • 今場所新入幕の逸ノ城関の快進撃が止まりません。明日の千秋楽で100年ぶりとなる新入幕優勝を果たせるか楽しみです。
  • 逸ノ城関はモンゴル出身でありますが、初めての遊牧民力士です。ゲルで生活をしていたそうです。
  • 恵まれた身体に卓越した運動神経、更に精進して本物の関取になって欲しいです。
  • 身長192cm,体重199kgと、デカイ身体のわりしてかわいい顔をしていると話題になっています。

 

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One Response to “逸ノ城 (いちのじょう)が強いのは何故?その真相を徹底検証!”

  1. ああ より:

    逸ノ城はいいですね。
    モンゴルいってみたいです。

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